ブログはただの日記じゃない!

近年、インターネット上で書く日記として「ブログ」での情報発信をしている人が増えています。自分ひとりで日記帳に書く日記との大きな違いは、画像も載せられるし、コメントももらえるし、といったところでしょう。

しかし、便利な反面、ブログでの情報発信というのは気をつけなければいけないこともあります。それは、自分と家族・そして他人のプライバシーです。

ブログについて「全世界に向けて発信されている」ということを、理解していない人がいます。いろんなブログを見ていると、たまに怖いぐらいに個人情報やプライバシーを垂れ流しているものがあります。文面から、職場やだいたいの住所まで素人でも簡単に特定できそうなものさえ見かけます。

もっとも代表的なプライバシー軽視といえば顔が写った写真の掲載でしょう。中でも特に目立つのが、育児ブログなどに見られる、子供の写真です。

「かわいいわが子を見て見て!!」という親心からかもしれませんが、子供の顔がハッキリ分かるような写真を載せ続けるのは、かなりリスクが高いです。

もし、その写真が幼児好き・子供好きの変質者に目をつけられたらどうしますか?その変質者が自分のパソコンで画像収集するだけならまだましですが、たとえば運動会の写真から、校舎・グラウンド・体操服などで学校を特定されてしまったら?子供かわいさのあまりに写真をかまわず載せて、子供にとってのリスクを増やしてしまうということは、親として、けっしてやってはいけないことではないでしょうか。

また、本人が自分の意思で自分の写真をブログに載せたり、自分の個人情報を公開することについては自己責任といっていいのかもしれませんが、たとえば飲み会などで、他のメンバーが写っている写真を、本人の許可なくブログに載せている、などというのは、非常に問題だと思います。

これは無断で他人を危険にさらしているも同然の行為なのですよ。インターネット上で発信してしまった写真や情報は、どこで、どんな風に利用されてしまうか分からないのです。写真を載せることに何の悪気がなくても、恐ろしい結果を生んでしまってからでは遅いし、取り返しがつかないのです。

ブログは、ただの日記ではありません。誰でも簡単に見られる、全世界に発信される情報です。どうしても顔が分かる写真を載せたい、自分だけでなく家族や友達も、という人は、せめてそのブログを仲間だけで見られるパスワード制などにするべきではないでしょうか。

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